\つけておいた方がいい?/遺言執行者って何をしてくれる人?

こんにちは。今週は猛暑日が続きましたね。3連休後半も暑くなるそうですのでお気をつけてお越しください。

さて、皆さんは遺言執行者(ゆいごんしっこうしゃ)をご存じでしょうか?遺言執行者は、遺言書において指定される重要な役割を担う人物です。亡くなった方の意思を尊重し、遺産の整理や財産の配分を行う責任を持ちます。遺言執行者の役割や責任について理解することは、遺言書を作成する上で重要な要素です。
そこで今日は、遺言執行者の役割や選定方法などについてわかりやすく解説します。遺言執行者の重要性や役割を正しく理解し、遺言内容実現を確実にするための参考になさってください。

目次

遺言執行者とは

遺言執行者とは、「遺言の内容を実現するために必要な手続きを行う人」のことを言います。たとえば、亡くなった方の預金口座の解約手続きや、法務局での不動産名義変更手続きなどを行います。遺言執行者には、遺言内容を実現するための権限が法律によって与えられており、遺言執行者がいる場合に、遺言執行者以外の人が手続きをしたとしても、法的に無効になることがあります。

遺言執行者の選び方

遺言執行者には特別な資格は必要なく、誰でもなることができます。ただし、未成年者と破産者はなることは出来ません。一般的には、配偶者や子供など相続人の中から選任したり、行政書士や弁護士、司法書士など専門家に依頼するケースが多いです。
遺言執行者は、遺言書又は家庭裁判所により選任されます。遺言執行者を任せたいという人が決まっている場合は、遺言書で指名しておきましょう。この場合、遺言執行者に指名したことを黙っていると、後から遺言執行者になることを拒否される可能性もありますので、事前に指名する方に合意をとっておくと安心です。遺言執行者を誰にすればいいか決まっていない場合は、「遺言執行者を選定する人」を指定しておくという方法もあります。遺言書で遺言執行者の指定がされていなかったり、指名された人がすでに亡くなっていたりした場合は、家庭裁判所に申し立てて選定してもらうことができます。

遺言執行者を選任する意味

 遺言執行者は、いてもいなくても遺言書の効力に影響はありません。しかし、遺言執行者がいない場合は、相続人が協力して遺言書の内容を実行することになり、「仕事などで多忙」「遺言で自分が不利になる」などの理由で、手続きに協力しないまたは出来ない相続人がいた場合、手続きがなかなか先に進まないという事態になることもあります。また、子どもの認知や相続人の廃除など、遺言内容によっては遺言執行者にしかできない手続きもあります。遺言執行者を選任しておくことで、スムーズで確実な遺言内容の実現ができ、相続人への負担も軽減できるのです。

さいごに

いかがでしたでしょうか?
遺言内容の実行には、役所や金融機関などで多岐にわたる手続きが必要になり、遺言執行者がいない場合は、なかなか手続きが進まないという事態になりかねません。遺言書を作成する際には、スムーズで確実な遺言内容の実現ができるよう、信頼できる方を遺言執行者に指定しておくことをお勧めいたします。遺言執行者の指定に迷う場合は、行政書士など専門家を選任する方法もあります。当事務所でも遺言執行手続きを承っておりますので、ご不安なことがあれば、お気軽にご相談ください。(初回相談料は無料です)

費用など詳細はこちら。

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