遺言書は必要ないって思っていませんか?

こんにちは、野澤です。
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今日は、「遺言って自分には関係ない」「無くても良いでしょ」と思っている方のために、意外と他人事ではないぞというデータをご紹介します。

遺産分割の調停・審判事件数は年間1万件以上!

遺言書がないと、家族で話し合って遺産を分けなければいけないのですが、この話し合いが上手くいかないことが多いんです。

上手くいかない場合、家庭裁判所で調停(仲介人が入っての話し合い)、それでもダメなら審判をするのですが、2000年以降、家庭裁判所での遺産分割協議調停申立件数は毎年約15,000件(最高裁判所統計)。

令和元年の年間死亡者数が約138万人(厚労省統計)です。全死亡者の家族が話し合いで遺産を分けたとしても、92件に1件は、自分たちだけでは上手くいかないと見ることもできます。

相続はお金持ちの問題?

相続問題と聞くと、なんとなく財産がたっぷりある裕福な家の話のような気がしませんか?実は違うんです。

遺産分割事件のうち認容・調停成立件数における遺産の個別割合を見ると、1000万円以下が約34%、5000万円以下が約43%です。

分割で争った遺産額の約75%以上が1件5000万円以下、そして3件に1件は1000万円以下なんです(最高裁判所統計)。

いかがでしたか?

遺産分割事件は、誰にでも起こる可能性があるということがお分かりいただけたのではないでしょうか?

遺言書(特に公正証書遺言)があれば、原則遺言に従って遺産分割がされるので、こういった事件を防ぐことができます。

相続する方もされる方も、大切なご家族を事件から守るために、ぜひ遺言について考えてみてください。

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